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歴史ある発酵文化の蔵元を巡る日帰り旅

午前

午後

スタート

本物の手作り!伝統的な古来の手法で作っているみそ醤油蔵を訪問♪

石孫本店外観 昨今、腸内環境が免疫力アップすると言われて注目されている発酵食文化。
そんな発酵食文化の歴史を感じ、体験できる場所がここ秋田県湯沢市には色々あります♪
まず午前中は、味噌醤油の発酵食文化を体験しにいきます。

ここ湯沢市の岩崎地区には、歴史ある味噌醤油蔵が2軒あります。
昔、交通拠点となっていた地域と近くの銀山が栄えたことによって、味噌醤油の蔵が発展したと言われています。
そんな歴史を持つ味噌醤油蔵を2軒訪れたいと思います。

まずは、全て手作りで伝統的な味噌醤油を作っている「石孫本店」に訪れます。

営業マンがいないのに百貨店などに商品が置いてある?

石孫本店の皆さんと 何よりも驚いたのが、こちら石孫さんの商品ですが、営業マンがいないのに百貨店などに商品が置いてあるということです!

「味噌醤油自体が営業してくれました」

そう語ったのが石孫本店の社長石川さんです。(写真左)

そんな営業マンがいなくても、人を魅了するような味噌醤油がどのような形で作られているのか蔵見学をしたいと思います。

昔ながらの道具手法で作られている味噌醤油

石孫本店の蔵内部 実際蔵の中に入ってみると。。炭や藁など自然のものを使った昔ながらの手法や道具を使ってどのように味噌醤油が作られているのか実際に見ることができます。

蔵見学を終えた後は、石孫さんのいろんな種類の味噌醤油が試食できるお土産コーナーもあります♪ぜひどんな味がするのか試してみてください♪

そんな石孫さんの味噌醤油は、無添加で作られています。
無添加な発酵食品。。ん~何とも健康的な響きです♪
例えば醤油に甘みを出すために、人工甘味料を使わず麹を使って甘みを出して商品化したものもあります。

このように、無添加や伝統的な手法を守りつつ色んなことに挑戦している石孫さん。
最近では、石孫さんの醤油を使ったラーメンや、体験なども行っているようです。
いろいろ面白い発見があるので、ぜひ訪れて、見て・聞いて・感じてみてください♪

【体験・遊び】石孫本店の蔵見学へ


所在地 〒012-0801 秋田県湯沢市岩崎字岩崎162番地
問い合わせ先 0183-73-2901
蔵見学 1人:1,000円
備考 ※蔵見学は、事前予約制となっています。
歩いて移動

味噌醤油の枠を超えた革命的な味噌醤油醸造元!?

ヤマモ醤油醸造元 石孫本店さんから徒歩5分以内のところに、もう1軒歴史ある味噌醤油の蔵があります。
こちらの店内に入ると。。。石孫さんとは全く違う雰囲気の空間が。。。

こちらは「ヤマモ醤油醸造元」

ヤマモさんも歴史ある醤油醸造元で、もちろん醤油味噌を作っていますが、それとは別に醤油味噌の枠を超えて、発酵の可能性を追求している革命的な蔵元です♪ 
店内のおしゃれなデザインから革命的な雰囲気が漂っています。

どちらも歴史ある醤油醸造元ですが、個人的には2つ訪れることで感じる違いというのを体験すると面白いと思います。

7代目の高橋泰(やすし)さん

なぜ味噌醤油の枠を超えて革命的なことを?

なぜ味噌醤油の枠を超えて革命的なことを行なっているのか謎を紐解いてくれるのがこちら

7代目の高橋泰(やすし)さん

発酵の可能性を常に探究されています。
これまでどんな挑戦されてきたのか。。。?
どんなストーリーがあるのか。。。?

蔵見学をすると見えてきますので訪れた際は、最初に蔵見学をするとより楽しめます♪

【体験・遊び】ヤマモ味噌醤油醸造元へ

お食事タイム
ヤマモのランチ

発酵の可能性を追求した結果を形にした料理

蔵見学をした後は、発酵の可能性を探求した結果を形にした「ヤマモガーデンカフェ」の料理をぜひお楽しみください♪

料理には全て発酵を使ったモノが入っています。
特にこの鹿肉。。。
ジビエの肉だとクセが強いのですが、発酵の力で柔らかくおいしく仕上がっています。

この発酵の力を味わってほしい!ということで、あえてクセの強いジビエの肉を使っているそう。

店内のアートや発酵・料理いろんなところでヤマモさんのこだわりを感じられます。

これからの挑戦として、枠を超えた様々な新しい挑戦も垣間見られて、どんな挑戦が形になっていくのか楽しみです♪

石孫さんとヤマモさん、新しいことに挑戦している形は違えど、お2人に共通していたのが、挑戦していることを楽しそうにお話ししている姿が印象的でした。
お店の名前 ヤマモガーデンカフェ
所在地 〒012-0801 秋田県湯沢市岩崎124
問い合わせ先 0183-73-2902
https://yamamo1867.com/
蔵見学 1人3,300円
ランチ 2,640円~
車で移動

国の有形文化財を使用した酒蔵の歴史的背景と日本酒を知る♪

次は湯沢市内の街中へ
お米を発酵させて作る日本酒を作っている蔵元へレッツゴーです♪

ここ湯沢市は、湧き水も至る所にあり、水が綺麗で日本酒に適した土地となっています。
湯沢市内には現在、4つの酒蔵があります。
その中で歴史のある2つの酒蔵を今回は訪れます。

1つ目がこちら「両関酒造」です。
秋田県で一番最初に国の登録有形文化財に指定された蔵を使用しています。

外観からも歴史的な雰囲気が漂っています。
まずは中に入ってみましょう♪

歴史的背景から〇〇→酒蔵に!

外観も歴史的な雰囲気が出ていましたが、中に入ってみると、大きく開けていて昔ながらの建物の雰囲気が感じられ、圧巻です!

こちらの両関酒造さんですが元々はなんと味噌醤油蔵だったそうです。

湯沢市の地域では、昔院内の銀山が栄えていた時代にお酒の需要が増えたため、酒蔵になったという歴史的背景があるようです。
銀山で働いた後に飲む日本酒は、最高だったんでしょうねぇ♪

それにしても、午前中に訪れた味噌醤油蔵に今回の酒蔵。。。湯沢市は発酵文化がいろいろ学べます。

雪国の寒い気候を利用した日本酒造り

そんな歴史ある両関さんの酒蔵ですが、国の有形文化財の蔵を今でも使って日本酒を製造しています。
また、独自の醸造法というものも開発したそうです。

それは、「低温長期醸造法」というものです。
雪国の寒い気候を利用してゆっくりと発酵して日本酒を作るようです。

ちなみに温かい環境で製造するとどうなるか?
・発酵が早くなる→急激に発酵する→味が粗い日本酒になる。
逆に冷えた環境で製造するとどうなるか?
・ゆっくり発酵する→きめ細かい日本酒ができる。

このような醸造法を自社にとどめることなく、公開して東北の日本酒造りの向上にも貢献したようです。

そんな両関さんの日本酒は、雪国ならではの寒い気候を利用した独自の醸造法と職人技で、日本酒が造られています。
※現在、新型コロナ感染拡大防止のため、蔵見学は中止となっております。

【体験・遊び】両関酒造蔵見学

これからの挑戦

現在新型コロナ感染拡大防止のため蔵見学は中止されていますが、売店では買い物ができます。
※3密回避のため、一度に入場できるのが5名様までとなっております。

両関酒造さんの蔵見学ですが、以前はほぼ毎日のように蔵見学にいらっしゃる方が多かったくらい、蔵見学が人気だったようです。
しかし、現在蔵見学ができないため、少しでも楽しんでいただけるように、バーチャル蔵見学もこれから考えているそうです♪

そして何よりも気になるのが、どのような日本酒があるのか。。?
お買い物

日本酒初心者で女性におすすめのお酒♪

日本酒初心者の女性、いわゆる私齋藤でも美味しく飲める日本酒を勧めて頂きました♪

両関酒造さんの日本酒ですが、明治、大正、昭和、平成と数々の賞を受賞されたようです。
一体どんな日本酒があるのかワクワクです♪

まず1つ目が「雪月花」
料理を邪魔しない程よい香りが、料理とマッチしていて女性に人気だそうです。
世界最高峰の国際酒類協議会・IWSC最高賞受賞

2つ目が「両関純米酒」
こちらは香りが良く、フルーティーな味わいがして、日本酒が初めてな方でも美味しく飲める方が多いようです。
ワイングラスでおいしい日本酒アワード2018で金賞を受賞

ちなみに私は雪月花を購入して飲みましたが、飲みやすい上に口の中で香りが広がり上品な味わいがしました。

コロナ禍で少しでも楽しめるように♪

また、売店での人気商品も教えていただけました!

「蔵元でしか買えないお酒」
その名の通り、蔵元でしか購入できない人気の限定商品でしたが、今回コロナの影響で中々蔵元まで来れない方々のために、なんと特別に今だけネット販売をしているようです♪

通販サイト:https://www.ryozeki.co.jp/syouhin/syouhin.html


お店の名前 両関酒造
所在地 〒012-0813 秋田県湯沢市前森4-3-18
TEL:0183-73-3143
営業時間 平日9:00~11:00/13:30~15:30
Webサイト 両関酒造HPへ
ご当地限定 耳寄り情報

地域限定ラベルの両関の日本酒

両関さんの人気の日本酒の1つ「銀紋」ですが、こちらの両関酒造の蔵元と、湯沢市内の酒屋さん限定で販売している銀紋には実は。。。
「湯沢銀紋」という地域限定のラベルがついている銀紋が販売さています。

湯沢に遊びに来た時にぜひ探してみてください♪
力水 耳寄り情報

両関酒造の仕込み水

両関さんの仕込み水にも使われている「力水」
実はこちら日本名水百選にもなっていて、湧水です。
飲料水にも使えて、毎朝汲みにくる方々も多いお水です。
超軟水の水となっていて、力水でコーヒーなど淹れるとまろやかで美味しくなります♪

両関酒造から車で約5分のところにあるので、ぜひ訪れてみてください。

【見どころ】力水(ちからみず)

車で移動

400年の伝統を受け継ぐ秋田県内で2番目に歴史ある酒蔵

両関さんから歩いて約10分程度にもう1軒酒蔵があります。
2軒目に訪れる酒蔵がこちら♪「木村酒造」さんです。

こちらの酒蔵は、400年の伝統を受け継ぐ秋田県内で2番目に古い酒蔵です。
「特別名称酒」という手間ひまかけた日本酒のみ製造している酒蔵さんです。

イメージで言うと、パック酒は造っていなく、「吟醸酒や純米酒、本嬢造酒」といった名称がついた瓶のお酒だけ製造しています。

それでは、そんな木村酒造さんの中に入ってみたいと思います♪
※現在、新型コロナ感染症のため、酒蔵見学は中止となっております。
店内は、4名様以内の入場制限を設けて入店できるようです。

【遊び・体験】木村酒造の蔵見学

甘くてやさしい香味の福小町

中に入っていくと温かい雰囲気の空間が広がっています。
木村酒造さんのお酒の銘柄は「福小町」と名付けられてます。

昔、甘くてやさしい香味が賞賛され、女性的な印象であったことから「福娘」という名を賜った後、「福小町」と名付けられたようです。

銘柄からも上品でやさしそうな味がしそうですね♪

そんな木村酒造さんにも、女性で日本酒初心者の私にあったお酒を聞いてみました。

フランスで日本酒のコンペ?『Kura Master』

女性で日本酒初心者でも飲みやすい日本酒の1本目がこちら「純米吟醸 福小町」
料理の邪魔をしない、ほどよい香りが楽しめ飲みやすいとのこと。

そしてちょっと贅沢に楽しみたいならということで2本目はこちら
「純米大吟醸 福小町」
こちらはフランスで開催される日本酒のコンペ「Kura Master」でプラチナを受賞された日本酒だそうです。

私も贅沢にKura Masterを受賞した日本酒を飲んだところ、飲みやすくフルーティな味わいがしました♪

両関さんの日本酒が綺麗系女子な華やかなイメージで言うと、木村酒造さんの純米大吟醸 福小町は、可愛い系女子なさわやかなイメージでした。(個人的な主観です。。。)どちらも飲みやすくファンが多い日本酒ですので、ぜひ飲み比べしてみると面白いですよ♪

職人技と伝統を受け継いだ手間ひまかけた日本酒

冒頭でもお伝えしたように「特別名称酒」のみ扱っている木村酒造さん。
日本酒は温度変化などで変わってしまうデリケートな飲み物だそうです。
純米大吟醸などの日本酒は特に管理が重要になってくるため、小さいタンクで管理するのだそう。

大きいタンクと比べて作れる量は少なくなり、伝統の職人技の手間ひまかけて作る木村酒造さんの日本酒そのものが現れている感じがしました。 

いつかまた、この木村酒造さんらしいお酒作りが感じられる蔵見学ができるように。。。
※現在、新型コロナ感染拡大防止のため、蔵見学は中止となっております。
お店の名前 木村酒造
所在地 〒012-0844 秋田県湯沢市田町2丁目1-11
TEL:0183-73-3143
営業時間 平日(木曜日以外)9:00~16:30
Webサイト 木村酒造HPへ
お買い物

蔵元限定の日本酒


お店には蔵元限定の日本酒も販売しています。

その他にも木村酒造さんの日本酒は催事や通販でも購入できるので、ぜひホームページ上のリンクよりご確認ください。
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